帰省して実家の片づけをしたい人が多い、この時期に、一番多いご相談は、
「親に片づけをさせるにはどうしたらいいですか?」というものです。
さて、どうしたらいいのでしょうか。
実はこの質問、「させる」といった瞬間に、アウトなのです。
「させる」ということは、すでに関係性が水平ではなく、子どもからの「上から目線」になっているからです。
たとえ、40歳の息子や娘であっても、親にとっては子どもを見る目線は、ある意味では、「親からの上から目線」が日常なのです。
悪い意味ではなく、親にとっては、子どもはいつまでたっても子ども、という意味においてです。
親にとっては、庇護する対象ともいうべきでしょう。
それが、子どもから、「片付けさせたい」というモードで、帰省しますと、片づけだけでなく、自分の親としての存在価値まで否定されたような錯覚に陥るのです。
ただでさえ、体力面では上下関係が逆転しているのですから、感情面では親子間ということで抑制がきかなくなって、けんかになってしまうのです。
すると、片付けはうんと滞ること間違いなしです。
子世代だって、たとえば自分の子どもやお連れ合いにたいして、あれこれ口を出されたり、子どものしつけがよくないとか、趣味の違う服などを着ろと命令されたら、いやな気持ちになりますよね。
それと同じです。
親の家は、親が主人公ということを忘れないということは、何よりも、子世代のストレスを減らすことになるのです。
そうはいっても、うまくいかないのが、親子間。
そんなときは、身近な信頼できる人や、実家片づけアドバイザーにご相談いただくとはやいかもしれません。
じょうずにSOSを出せるといいですね。
どうぞ無駄なストレスを持たず、片づきますように。
暑い夏こそ、人の手を借りて、はやくスッキリ
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