講座でよく質問が出る定番といえば、食器や洋服・服・バッグ・本など、特定のものが片づかない、捨てられないというお悩みです。
そのお悩み、本当でしょうか。
片づけの各論に行く前に、果たしてこの悩み自体が適切がどうか、うたがってみる必要があります。
自分の散らかっている物の正体を知ろう
自分の散らかりの全体をとらえ、苦手なアイテムだけにとらわれないように、注意すると、効果が上がります。
「片づかない」というキーワードをきくと、人は反射的に、自分の一番苦手なところに焦点をあわせてしまうようです。
家全体の収納スペースを、どのように使うかは、その家族、その人の力量です。
同じ間取りのマンションでも、ライフスタイルや、その人の物の持ち方、部屋の使い方にによって違ってきます。
価値観と言ってしまえがおしまいなのですが、これがまたやっかいなのです。
もし、食器が捨てられない人でも、本にはこだわりがなく、捨てられるかもしれません。
そしたら、本の収納スペースを食器にあてればいいのです。
一方で、本は捨てられないないけれど、服やバッグは実用品だけあればいいという人もいます。
要するに、物全体が、自分で管理できるだけの量だったらいいわけです。
自分の散らかっている物の正体を知ることなんです。
捨てられない物ではなく、捨てられるもの、片づけやすい物に焦点を合わせて、片づけるのがポイントです。
たいてい、捨てやすい突破口があります。意外と、自分では気づいていないかもしれません。
片づいた効果も出やすいので、やる気も続くという、大きなおまけもつきます。
とくに実家の片づけ、親の家などでは、このポイントを知っているのと知らないのとでは、まったく片付くスピードがかわってきます。
親の思い入れのある物、ない物を、意外と知らないことがあるからです。
また、多くの片づけ本では、写真やイラストつきで、「洋服」「バッグ」など、アイテム別の片づけ方は書いてあります。
自分の散らかりの全体をとらえ、苦手なアイテムだけにとらわれないように、注意すると、効果が上がります。
想像力を働かし、突破口を探しつつ、片づけていけるといいですね。(渡部亜矢)