雑誌に出てくる主婦が、とてもおしゃれで、お片づけが凄くじょうずで、すごいです。
もちろんみんな料理も掃除も当然できて、おまけに素敵な家に住んでいるし、ナイスなイケメンの旦那様がいて、とっても頭のよさそうな、できのいい子どもまでいます。
ママ友にも尊敬されていて、ランチとかしていて、うらやましいです。
わたしは毎日、家事ができない自分と、できの悪い子どもたちに、イライラしています。
夫は、家事は全部私の仕事と思っていて、手出しはしないといった感じです。
築30年の古いらかり放題の家で、現実はどうしようもないです。
なんとかして片づけたいという気持ちはあります。
こんなダメ主婦でも、ぱっとできる秘訣やコツがあれば、教えてください。
【A】片づけを頑張れる秘訣は、「頑張らない」ことです。
片づけを頑張れる秘訣やコツは、「頑張らない」ことです。
雑誌に出てくる人は、特別な人なので、比べる必要はないのです。
片づけは、頑張っても一瞬はできますが、つづかなかったら、リバウンドして、元の木阿弥です。
小さくても、ご自分でできることをみつけて、どんどん試してみてください。
「できること」をふやすのです。
それも、なるたけ、小さければ、小さいほどいいのです。
そして、まったく意識しなくてもできるように、習慣にしていくのがゴールです。
朝起きて歯を磨くのと同じような感覚で、体がうごいていくのがゴールです。
テーブルの上を食事後にすっきり片づけるとか、ごみはすぐ拾うとか、そういうことでも大丈夫です。できることがふえると、片づけの効果が目に見えて、やる気も続きます。
確かに、雑誌に出てくる、とてもおしゃれで、家事が得意な女性は素敵です。
そういった方は、片づけスキルの高さだけでなく、家族構成や環境に恵まれた「まれ」な存在です。一般の人にはあてはまらないこともよくわかります。
そんな方々と比べてコンプレックスを持ったり、できないことを数えるよりも、自分でできる小さなことをふやして、自信をつけていったほうが、うんとお得だと思います。
実は、人と比べずに、自分の判断、つまり価値観で物を選ぶことが、片づけは必須です。
時間がかかるようで、最短・最効率で、ゆるぎない方法です。
そして、他人の比べないコツも学べて、人間力がアップできるのが片付けの醍醐味なのです。
判断力が付いてくる中で、物に時間もお金もうばわれていることに気づきます。
さらに片付け力もアップしていきます。
物を選ぶ価値観が育ってくるのを実感できてきます。
頑張らずに、できることをふやしていくなかで、片づけができるようになっていきます。
頑張りすぎると、ぽきっとおれてしまうのです。
家があって家族がいることは幸せ。
そう
思って、片づけをしていけば、気持ちもラクになります。
できることをふやして、自分をほめることからはじめてみてはいかがでしょうか。
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片づきますように。渡部亜矢
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