忙しい毎日。
着ていこうとしても服が見つからないという方、多いですよね。
服を減らしたい。
多すぎるのは、わかっている。
でも捨てられない。
そんな悩みをよく聞きます。
そんな方に、とっておきの方法をお伝えします。
それは、「よそいき」と「部屋着」の区分けをなくすことです。
部屋着というジャンルをなくすのです!
捨てられない服を「これはよそいきにとっておく」「部屋着にする」といって、持ち続けるケースがものすごくあります。
ご高齢の方や、捨てられないタイプの方のほとんどにあてはまる、といっても過言ではないぐらい、よくあることなのです。
古くなった服を、まず着ることはないのに、「部屋着にする」といってとってあるのです。
もちろん出番はありません。
そもそも、よそいきって、どこに行くのでしょう?
まさか、宮中晩さん会にしょっちゅう行く人はいないですよね。
寝坊した朝に、宅配便が突然きても、躊躇なく出られる服。
近くのスーパーにすぐに行ける服。
これだけイメージするだけで、部屋着がグレードアップ。
家の中で着る服も、よそいきにしたほうが、毎日素敵になりそうな気がしませんか。
さらにいうと、寝ているときは、すぐに逃げられるような、アクティブな服がいいですね。
ひらひらのパジャマは、地震などでいざというときに逃げられないので、私はおすすめしていません。
寝ているときに、地震がきて、毛玉のついたスウェットスーツで、外に逃げるよりも、気にいった服で、しかも動きやすくてリラックスできる服で休めるといいですね。
寝ている時間は、1日8時間だとすると、人生の3分の1。
よそいきよりも、パジャマを着ている時間のほう長いのです。
それはつまり、災害にあう確率も高いということになりますね。
さらに、寝室の安全性の問題もあります。
物は少ないにこしたことはありません。
たくさんかかっているパイプハンガーが地震などで重さに耐えられずくずれて、怪我でもしたらたいへんです。
パイプハンガーは、車輪がついているので動く可能性もあるし、危険です。
私はまずはなくすことをおすすめします。
さあ、これから、部屋着というジャンルをなくしましょう。
よそいきと部屋着の境目をなくせば、持つ服の数はぜったいに減ります。
よそいきは、冠婚葬祭用の一部の服だけになりますね。
一生のうちにほとんど出番のない服にお金をかけず、普段着る服や、寝ている時間に着る服にお金を使うほうが、機会費用も上がって、コストパフォーマンスもいい。
防災にもつながって、安全です。
いいことずくめです。
衣替えのいらないクローゼットにしようというのは、私は講演のたびに申し上げていますし、ブログでも繰り返し書いているので、かなり浸透したような気がします。
衣替えなしにプラスして、やってみてください。
一緒に、お気に入りの服、よく着る服に、お金を使っていきましょう。
片づきますように。