片づかない話 第1話 重たいはなし

片づけのコツばかりでなく、息が抜ける話も聞きたいというお声をいただきました。

かくいう私も、圧倒的な日本人に多いといわれる、頼まれるとどちらかというとノーとは言いにくいタイプということもありますが、

少しずつ「片づかない話」も書いていこうと思います。

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銀座の中でも、私がもっともよくいくお店は、実は交通会館です。

建物は古いですが、私からすると、いついっても有楽町にいついっても「ある」という感じで、ぴかぴかのファッションビルと違って、落ち着くのです。

これて、実家に帰った時の気持ちと同じかもしれませんね(笑)

交通会館のアンテナショップも楽しいですが、有機野菜や朝採れ野菜が新鮮で安いので、たいてい買って帰ります。

 

 

妙齢(60代ぐらい?)の女性が、大根やらキャベツやら、たくさん買い、お店の60代ぐらい?の男性とかけあっていました。

女性「どうしよう。安いからつい買いすぎちゃった。重たいわあ」

お店の男性「人生に比べれば、どんな物も、重くないよ。あなたの人生、重たいでしょ。人生が一番重たいんだから」

 

思わず笑ってしまいました。

 

世の中には重たいほうがいい物があるんだな、と、思いました。

人生が軽かったら困りますよね。

 

人生が重たいのだから、せめて、お部屋ぐらい片づけたほうがいいのかもしれないなあ、

荷物は少なく、いつも身軽でいたいなあ。

そんなことを考えながら、野菜を買って帰りました。

 

さて、今日は、銀座の事務所に、遠い関西から知人が会いに来てくださいました。

実家の片づけ講座にとても関心を持ってくださいました。

 

引き続いて、某雑誌から取材を受けました。

こうして遠方や、いろいろなところから人がいらしてくださるのは、うれしいことです。

今日、緊急に会議室を手配してくださった方々、野菜を売っていた男性、買っていた女性、新しい出会いに感謝します。

 

こういう出会いで重たくなるのなら、人生も悪くなさそうですね。