確かにそういう面が、まだあるのかもしれません。
片づけは家の中のことなので、単なる家事と思われていた記憶が、その方にとって幅広く占めているからなのだろうと、思います。
確かにいままでは、手を抜こうと思えばなんとかなっているのかもしれません。
でも、これから私たちが初めて体験する超高齢化社会では、そうはいかないでしょう。
物だけでなく、家そのものがあふれて、空き家がふえている時代ですから。
なんとかなっていたものが、どうにかしなければいけないものへと変わっているのです。
成熟した世の中で、大切にしたいのは、「衣食住」という生活の基本と、身体感覚、
つまり、「五感」を大事にするということだと思います。
単なる家事をこえたお片づけ|「衣食住」と「五感」とテクノロジーの掛け合わせが求められています。
少子高齢化社会ですから、人の手がありませんから、テクノロジーにたよれるところは、どんどんたよったほうがいいですし、頼らざるを得ないでしょう。
そはいっても、インターネットのようなテクノロジーがいくら発達しても、生活の営みのぎりぎりのところは、やはりアナログな身体感覚なんだろうと思います。
ネットもとっても便利すぎるぐらい便利で生活の一部です。
たとえばですが、お掃除ロボットのようなテクノロジーに、任せられるところは任せて、
楽できるところは思いっきり楽をして五感を働かす、バランス感覚が求められているのでしょう。
インターネットは味やにおいはしません。
電子ブックは便利ですが、新聞紙の印刷したインクのにおいとか、紙の手触りはありません。
ネットのレシピはおいしそうだけど、食材のにおいはしませんし…。
おばあちゃんちの仏壇のにおいとか、実家のたんすの樟脳のにおいとか、
散らかった部屋のほこりっぽいにおいは片づけサインとして、人を刺激しますね^^
バランスをとりつつ、「衣食住」と「五感」に立ち返った片づけを実行していきたいと、心をあらたにしております。
そんなバランス感覚で、少しでもお役に立つスキルを、発信してまいります。