マイナンバーは、ひとり1ナンバー。
一生涯変わらない番号が割り振られます。
通知カードが、この10月にも送付されてくるのだそうです。
それも簡易書留です。
日本中の人が、「簡易書留」=「重要書類」を受け取ることになります。
マイナンバーの中身をよく知っている人にも知らない人も、一律です。
一大イベントといったら語弊がありますが、重要なことです。
留守をしていたら郵便局の人は持ち帰ってしまうでしょう。
もちろん出張や海外旅行中で、受け取れない人も、いらっしゃるでしょう。
受け取ったとしても、もし7人家族だったら、7人分の簡易書留が、ダイニングテーブルなどの上に、「一時置き」されることになるかもしれません。
一番ありがちで、避けたいのは、マイナンバーをなんとなく知っているけど、「あとで読もう」と思って、そのまま机などの上に置きっぱなしになることです。
通知カードは、番号の通知だけで、個人カードは市区町村に申請して1月以降に受け取るそうですが、番号は大事です。
とにかく、置きっぱなしだけは避けましょう。
ほかの重要書類と一緒に片付けることをおすすめします。
重要書類と一緒にリストアップしたものと一緒に番号を保管するのもいいですね。
おそらく、説明書のようなものも同封されていると思いますが、目が悪くて読み取れない高齢の人もいらっしゃるでしょうし、ふだんあまり文書を読みなれていない人は、面倒なので、置きっぱなしになるかもしれません。
家族がフォローしたりして、番号を管理していきましょう。
ちなみに、http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/faq/faq3.html によりますと、「2016年1月を予定している個人番号カードの交付開始以降、住基カードの新規発行は行わない予定」なんだそうです。
素人ながら、住基カードの内容を網羅しているということだと感じています。
マイナンバーは、社会保障や年金、医療保険、児童手当などのもとになる、多くの情報がリンクされます。
1つ1つの情報が単発で持つものと、リンクされた時の個人情報は、持っている意味合いが違ってくるのは確かでしょう。
私たちは、いままで管理していたものにプラスして、今後はマイナンバーを管理し続けなければならないのです。
住基カードは、歴史的にみれば、ある期間だけ短いレアな存在となりますが、お持ちの方がいらしたら、それはそれで当分は管理し続けなければいけない物には違いないでしょう。
片づけは、社会と密接なつながりがあります。
社会に関心を寄せることで、マイナンバー通知が重要書類だとわかり、キチンと片付けることにつながるのです。
マインナンバー制度のよしあしの議論や片づけ以前に、まずはいろいろなことを「知る」とか、関心を寄せるとか、いい意味での教養をつけるとか、そういったことが大切ではないでしょうか。
これを機会に、重要書類の片づけ方や扱い方を見直してみるのもいいですね。
片づきますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢