昨日9月2日のNHK「あさイチ」のテーマは、「ダブルケア」でした。
育児と親の介護を同時に抱えてしまうことを、「ダブルケア」というのです。
研究が、少しずつ進んでいるそうです。
番組によりますと、6歳以下の子どもを持つ母親を対象にした調査では、およそ4割がダブルケアの当事者になると見込まれていて、その平均年齢は41歳とのことです。
若いですね!
まさに、アラフォー直撃です。
女性だけの問題ではないけれど、現実には、多くの女性の肩にかかってくるのです。
番組では、掃除に洗濯、介護に育児と、食事もままならない様子の女性の日常がとりあげられていました。
介護に追われ、子どもについ「片づけて!」と怒ってしまう女性の悩む姿も、本当にたいへんなものでした。
他人事ではありません。
横浜市の先進的な例も、興味深い内容でした。
多くの女性が抱え込んでしまっています。
ママ友がたくさんいても、悩みを話せる人はいないのです。
6歳以下の子を育てている人を、ダブルケアと言っていますが、子どもが大きくなっても、受験期には、それなりに手がかかります。
私の身の周りには、子どもの受験と親の介護が重なってたいへんという人が、多くいます。
「6歳以下」という年齢制限を取り払ったら、もっと多くの女性がダブルケア状態といえるでしょう。
ケアをするにしても、まずは片づいていないと、なにもできません。
介護状態ではなくても、実家の片づけに直面する人は、自宅は子育て中で忙しい方が多いのです。
子育てをしながら、体力がなくなった祖父母の物を片づけている40代の女性にもよく出会います。
私は“「老々介護」の前の「老々片づけ」”と言っているのですが、子世代が高齢になってからの片付けも大変です。
やはり、片づけは、はやくしておくにこしたことはない、と思います。
片づけは、やらないよりは、やったほうがずっとよく、遅すぎる、ということもないのです。
ほんの少しでも、したほうがいいのです。
ケアをするためには、自宅や実家に限らず、どちらも片づけができていることが前提となってきます。
ケアの質にかかわってきます。
なにはともあれ、片付けから始めることが、ポイントとなります。
ほんの少しでも、お手伝いできれば幸いです。
片づきますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢