【Q&A12】義理母が余計な物を大量にくれます。断る方法を知りたいです。
義理の母はとてもいい方なのですが、来るたびに両手いっぱいにいろいろな物を持ってくるので困っています。
私の趣味にあわない通販のタオルやラップ、食べきれないお菓子や乾物、10年前に買ったまま着ていないタグのついたカーディガン、小学校高学年の息子には、もう工作などしない年齢なのに、工作用にと空き箱や空き缶を持ってきたり…。
頻度と量が半端ではありません。
いらっしゃるだけでも掃除や片づけがたいへんなのに、要らない物まで増やして…といつも思います。
いくら手ぶらで来てくださいと言っても、遠慮と受け取られます。
夫から言ってもらっても効果はほとんどありません。
【A】お姑さんにとって物はコミュニケーションの手段だと割り切りましょう。
大量のいただきものに困っているのですね。
よくあるお話ですが、相手はよかれと思ってやっていることですから、なおさら難しいですね。
「食べきれないので、ほんの少しでいいですよ。他の方に差し上げてください」といってみるとか、「孫むけの図書券のほうが、好きな物が買えていい」など、子どもの物やブランド名を具体的にリクエストするのもいいでしょう。
また、「手作りの五目ずしが食べたい。それ以外はダイエット中なのでいらない」と、「消え物」を半年間リクエストし続けて、成功した方もいらっしゃいます。
また、また、たいていの祖父母は、孫の言葉には弱いものです。
小学生の息子さんご自身から直接、「○○がほしい。○○はいらない」といってもらうのも、効果が高いです。
…でも、本当は、いらない大量の物よりも、あなたは、義理のお母さまの「訪問そのもの」が負担なのかもしれません。
もしそうなら、たとえば、「来週日曜日に、外で食事をしましょう。その日以外は忙しくて無理なので」と、こちらの都合で、外で会うアポをとっちゃうのも手です。
家ではなく外で会い、物でなく、食事をおごってもらったほうがいいというふうに、旦那様にも協力してもらって、話をもっていくのも、一つの方法です。
いずれにしても、突然の訪問や、必要以上の物を差し上げるのは、現代社会ではNGです。
ところが、ご高齢の方は物を人にあげることが、=コミュニケーションの方法=人付き合いになっているケースが多いのです。
大量の物は、お姑さんの、かまってほしいという心のサインかもしれません。
…そうだとしても、人の価値観はジャッジできるものではありません。
また、いくらいっても他人ですから、コントロールできません。
こちらが何かを言ったからといって、期待できない部分があります。
はっきりしているのは、大量のいらない物については、いただいた時点で、コミュニケーションをとるという物のお役目は終わっているということです。
仮にあなたが捨てたとしても、お礼を言ったのであれば、あなたが罪悪感を抱く必要はまったくありません。
人づきあいとはこういうものと割り切るだけでも、ストレスはいくらか減ると思います。