親の物に触らなくても「実家の片づけ」がすすむ?!
親の物を触ると怒る、ふだんなにもしていないので、触れないという方も、多いですね。
親御さんがお元気な方々に、親の物をほとんど触らずに片づけをすすめていく方法をお届けします。
1 ニュースを上手に会話に取り入れる
社会情勢なんていうと、堅苦しく思いますが、ふだんテレビやニュースで流れていることばかりです。
以前のコラムにも書きましたが、今年にはいり、
「空き家対策特別措置法」
「相続税アップ」
が話題になっています。実家の片づけに直結した、せっぱつまった内容です。
そのほか、終活やエンディングノート、生前整理は、ブームを保っています。
防災に関するニュースも、3.11以後は、毎月11日には流れますので、地震に対する備えということで、片づけの話をしやすくなりました。
以上のほか、つまずいてころんだ人の話などもして、上手に親御さんが片づけモードに入るようにしましょう。
新聞やテレビで報道されていたら、タイミングよく、片づけの話に持っていけるといいですね。
2 自分の部屋を片付ける
実家で、親が大事にとってあるもので意外なジャンルって、いったいなんでしょうか?
それは、あなたの物です。
成人になってから実家に持ちこんだ、着ることない服やバッグ、読みかえずことない本など、
あなたの昔の子ども部屋に残っていませんか。
(自分で自分にツッコミを入れてすいません、これは私のことです)
このジャンルは、子世代単独で判断して捨てられるので、ぜひ、ご自分のお部屋を片付けてみてください。
片づけているあなたの姿をみて、親御さんも、片付けなくっちゃと思うきっかけになります。
さらにコツを言えば、できれば楽しそうに片づけてくださいね。
人が楽しそうにしていることは、かならずといっていいほど、周りにいいこととして伝わります。
3 庭や玄関を整える
もし、玄関に続く庭に草がはえていたら抜いたり、避難路を防ぐ枯れた植木鉢があったら、
処分したり、はじっこに寄せるなど、時間をかけなくてもいいので、整えてみます。
親の物に触ると、捨てられると思う親御さんも多いのですが、
このエリアなら、触って捨てるという負の思いを抱かれることなく、整えやすいのです。
片づけるのが面倒だったり、重たいものを動かすのが大変だったりするケースもありますので、大きなものがあれば、難で置いてあるのか、きいてみてもいいですね。
防犯上も、よくなります。
玄関にあるものは、親の私物というよりは、くつべらだったり、スリッパだったりと、
親が買ったものでも共有っぽいものが多いので、
整える程度でしたら、捨てる捨てないでケンカに発展することもあまりありません。
玄関が気持ちよくなれば、モチベーションも上がって
きます。
・・・・・・
いかがでしたか。物を触らなくても、実家の片づけはできることがあります。
意外とこの部分をしっかりすると、あとがサクサク進むこともあります。
捨てることをいきなり始めると、拒絶されることもありますので、悩んでいる方は、こんなことを試してみてはいかがでしょうか。
このゴールデンウイークが素敵な親子の時間になればうれしいです。
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