桜の花が咲くために…
普段、何気なく歩いている街で、「この木って桜だったんだ」と気が付きます。
こんなところにも、あんなところにも。
1年のほかの月日は、存在すらあまり気されることもなく、地味に、枝葉を育てていながら、花を咲かせます。
「実家の片づけ」も、桜の木の成長と同じで、必要な時にきちんと花が咲くよう、
日頃から枝葉に養分を入れるように、片づけていくことが大切になるのかな、
と思います…
日頃から少しずつやっておこう
1 出ている物を「移動」する
出入口、床などにモノが置かれていないかチェック。
出ている物ほど、最近使った物、今使っている物の可能性があります。
あまりいらない物でも、いただきものなどでそのまま置きっぱなしの場合も。
1つでも2つでも、捨てなくてもいいので、「移動」させるのがコツ。
もらいものの置きものなど、捨てるに捨てられない物も行き先を決めいくのが、
おすすめです。
2 やりたいと思った半分以下のスペースを片づける
忙しいからこそ逆に、限られた時間でいっぺんにやろうとしてしまい、時間切れとなることが多くあるのです。
私も経験があるのですが、片づける時間がなくなるだけでなく、
大人世代ということもあり、体力もなくなってくるので、要注意です。
疲れてしまうと、出したものを元の場所に戻しておしまいになってしまうという、
失敗で終わってしまうワナにはまってしまうのです。
対策例としては、「今日はシンク下を全部片づけたい」と思っても、
「シンク下の扉2枚分だけ片付けよう」と目標を小さくすることです。
達成感を簡単に得られるようにしてくと、うまくいきます。
3 片づけたことを周りに話す
「今日は自宅の玄関を片付けた。履いていなかった靴を1足、処分した。新しい靴を買える!」
という話を、実家に電話して話したら、親も、玄関を片付けてくれたとおっしゃった方がいらっしゃいました。
こんなふうに、ひょっとした話のきっかけで、お互いの刺激となり、片づけが進むことがよくあります。
コミュニケーション・会話で、片付けがすすみ、成り立っている部分が大きいのが特徴です。
ぜひ、少しずつでも、家族や親世代と話す時間をふやしてください。
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桜が咲いたとひとことで言っても、種類も枝葉の伸びも、それぞれ違います。
お片づけの成功も、同じように、たどりつくには、いろいろな形があるのでしょう。
コツをつかんで、できるだけ楽に、ゴールの花を咲かせていけたら幸せです。