片づきますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢
明日は3.11。
「会話系」防災片づけの大きなきっかけにしてはいかがでしょうか。
新聞もテレビも、3.11関連のニュースが多いので、家の中、お部屋はもちろん、
防災グッズをはじめ、いざというときにどうしたらいいか、
家族で会話するきっかけとすることができます。
家の片づけに関連した、3つのポイントをご紹介します。
ふだん動かせない家具の配置を見直すきっかけにしてください。
とくに寝室は人生のざっくり3分の一を過ごす場所。
家具はひとりでは動かせないので、3.11を家族で協力するきっかけにしてはどうでしょうか。
重要書類のしまい場所を確認する、きっかけにするのも、一つの方法です。
重要書類を整理していても、何があるか、しまい場所はどこかということを、
家族に伝えていないと、防災以前に、いざという時、「なかったもの」に
なることが多くあります。
とくに普段言いだしにくいご実家の片づけで、威力を発揮します。
3.11を、重要書類を片付けるきっかけにすると、スムーズに会話ができます。
親世代は、お金や財産の話を子世代がすると、財産のあるなしにかかわらず、
自分の老い先が短いのではと悲しい思いをする場合があります。
けれども、防災を切り口にしていけば、そんな不安を払拭する、ひとつの突破口となるかもしれません。
安心してもらいながら、整理していけるといいですね。
伝言ダイヤルを家族で試してみるのはおすすめです。
とくに孫が祖父母にかけるというのは、親世代に喜んでもらえます。
その他、数は少なくなりましたが、公衆電話の119番通報の仕方です。
公衆電話の下の赤いボタンを押すと直接つながります。
自分も含め、普段携帯ばかり使っているので、忘れている方も多いと思いますが、
公共の場にはあります。知っていて損はないですね。
その他、便利なスマホのアプリには、懐中電灯や避難マップもあります。
LINE やフェイスブックなどがあります。
アナログ派の家族が使えるきっかけにするのもいいでしょう。
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もちろん、家族が離れ離れになることを想定したり、
非常持ち出し品、備蓄品のチェックもしながら、すすめてください。
防災につながる片づけは、家族の会話・コミュニケーションがポイントです。
お金を使って防災グッズをそろえるのも効果がありますが、
その前にできることが、たくさんありますね。
ご参考になれば幸いです。