統計からみる困った「頂き物」の正体
ご高齢の方は、もらい物、頂き物は、だいたいとってありますね。
ご参考までに、近所の人たちと高齢者の具体的な付き合い方について、
日本、アメリカ、韓国、ドイツ、スウェーデンと比較した、
内閣府の平成22年度第7回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査というのがあります。
日本は、この5か国の中で、「物をあげたりもらったりする」付き合いの割合が一番高く、
「相談ごとがあった時、相談したり、相談されたりする」というのが、一番低くなっています。
いい悪いは抜きにして、おそらく贈答文化というような、
独特の付き合い方があるということを、読み取ることができます。
(たった5か国の比較ですし、よくわからない部分もありますが…)
いただ物は、「人付き合いの現れ」
私たちは、頂き物というと、つい「物」に注目していまいます。
とくに片づけるという視点からすると、物だけにとらわれがちですが、
日本に特徴的な、物をあげたりもらったりというのを、慣習ととらえ、
「人付き合いの一形態」「人付き合いの現れ」とみてはどうでしょうか。
頂き物は、差し上げた側の感謝の気持ちを、モノに変換したものだとします。
すると、頂く側は、「ありがとう」といっていただいてしまえば、
その物の役目は終わったことになります。
使わないのにとってあるということは、役目が終わったモノをとってある、
ということに、なります。
次回、そんな頂き物との付き合い方をブログアップします!!