実家の片づけは、親がとくに高齢になってからの片づけるのはたいへん、ということは、
少しずつ広がってきているように感じます。
果たして、片づけをするのに、適齢期があるのでしょうか?
健康寿命と平均寿命の差
厚生労働省が平成22年に発表している、「健康寿命と平均寿命の差」という調査が、
あります。
女性の健康寿命は73.62歳、平均寿命は86.3歳。その差は12.68年。
男性の健康寿命は70.42歳、平均寿命は79.55歳。その差は9.13年。
おおざっぱな「理屈」でいえば、男女ともに70歳ぐらいまでにはキレイに片づけをしておけるのが理想かもしれません。
かといって、70歳直前に、駆け込みで片づけができるかというと、
そう単純なものではありません。
体力や生活環境の個人差、人によっては老老介護をしている方も
いらっしゃるわけですから、はやくはじめるにこしたことはない、
ということは、多くの方が感じるところでしょう。
生前整理・片づけの適齢期
人によって、体力も、持っているモノも、家の広さも、家族も違いますから、いつ始めれば大丈夫、ということは言えません。
ただ、少しでも自分や親の将来のために片づけたいと感じたら、
片づける余裕があるのなら、それはきっと片づけの適齢期なのかもしれません。
厳密にいえば、適齢期はないのですが、片づけたいと思ったその時が適齢期です。
今、この瞬間が、一番「若い」のですから! 生前整理に、はやすぎることはありません。
「思い立ったら吉日」とはいかない
そうはいっても、
今この瞬間が、一番「若い」ので、「思い立ったら吉日」、すぐに片づけましょう、と、
言えないところが、小売江になってからの片づけの難しいところです。
人によって、体力も、抱えている家族も、環境も違うのですから、
何歳から始めれば大丈夫ということはありません。
なにしろ年を重ねているのですから、若いころと体力が違います。
ましてやこの暑い時期にいっぺんにやろうとすると、熱中症の心配があります。
重たいものを動かして腰を痛めたり、つまずいたりしないように、気を付けてくださいね!!
水分補給しながら、くれぐれも体をいたわりながら、進めてください。
次のゴミ収集日がいつか、手伝ってくれる人はいるのか、
道具をそろえるなど、計画的に、少しずつ始めてください。
(片づけ方は、後日コラムでお伝えしますね)
とりあえず、身の周りの鍵やお財布、お薬、メガネを置く場所を決めるなど
毎日使うものの置き場所を、5分ぐらい整えることから始めるのもいいですね。