身の周りで、何かしらの形で老老介護にかかわっている人が増えたな、と思いませんか。
7月16日朝刊1面に、こんな記事が出ていました。
老老介護、5割超す 厚労省調査(2014年7月16日朝日新聞)
同居家族が主に介護を担う世帯のうち、介護される人だけでなく、
介護する人も、65歳以上という世帯の割合が5割を超えたとのことです。
(厚生労働省が15日発表した2013年の国民生活基礎調査)
さらに驚いたことに、主な介護者が75歳以上と答えた人は、29.0%!
3割は75歳という現実……。
介護=老老介護といっても、過言ではありません。
他人ごとではすまされない数字です。
最近は、きょうだいの数は減り、単身世帯も急増しています。
団塊の世代が高齢者となり、「老老介護」の広がりが深刻な問題となりつつあります。
家族でささえるというのも、無理がある時代。
介護保険や年金制度は、議論されている通りです。
現実を見て、ため息をついていても、大きな変化を待っていても、
急に世の中の制度が変わる、ということは、ありえないでしょう。
平均寿命が延び、老老介護や、高齢になってからの一人暮らしになる確率が高くなるという、
現実を受け止めていかなければ、ならないでしょう。
人々が経験したことのない、超高齢化社会の到来です。
どんな人も、平等に、いつかは高齢になるのですから、
年齢にかかわらず、気が付いたら、身の周りの整理・片づけをしておいて、損はありません。
40歳を過ぎたあたりから、片づけスタートがおすすめです。
たとえば、お部屋の床置きっぱなしのモノにつまずかないように片づけたり、
賞味期限切れの食品を整理したり……
少しずつ、小さなところからでもかまいません。
ほんの10分くらいでできることから始めてもいいのではないでしょうか。