家の中での「転倒」が多いので、けがを防ぐために片付けようという話を、の講座のなかで、いつもしています。
ちょうど7月1日 、共同通信から配信されたニュースがありました。転ばぬ知恵、社会で共有を交通死上回る転倒死予防学会が始動 共同通信
転ばぬ先の知恵 増える転倒死 交通事故死超え 東京新聞
交通事故死よりも多い「転倒」
非常に残念なことに、交通事故死を上回る年間7000人超が、「転倒」で亡くなっています。
大きな数字ですね。
環境を整える
記事によると、予防策の普及に取り組んできた医師らが、4月に、
日本転倒予防学会を発足させたそうです。
学会理事長に就任した武藤芳照・日体大総合研究所所長(スポーツ医学)は、
転びやすい所を「ぬ・か・づけ」と呼んでいます。
「ぬ」はぬれた所、
「か」は階段と段差、
「づけ」は片付けていない所
記事によると、
「ぬれていれば滑りやすい。階段は下りるとき足を踏み外したり、上る際につま先が十分上がらず
つまずく場合もある。
転倒場所は意外に家の中が多いので、床の上を片付けるだけで予防になる。」
とおっしゃっています。
防災や転倒予防として、防災につながる、床の上、玄関や廊下、階段、窓際など、避難経路になるところから、
片づけていくことをおすすめします。
転倒を防止する環境を整えるという意味で、目指すところは同じです。
高齢化の進展により、手を打たなければ今後さらに増えるというご時世を見据えて、
できた学会だそうです。まさに時代のニーズから生まれた学会です。
転倒・転落で亡くなる方は、大半が65歳以上のご高齢の方。
必要ですね。
余談ですが、高齢者にやさしい環境は、子どもにも優しい環境です。
赤ちゃんがはいはいしたり、転んでもけがしぬくい、
安心して子育てができる環境にもつながります。
安心と安全は、少子高齢化社会に必須ですね!
多くの方の環境が整いますよう。