片づきますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢
家の中での「転倒」が多いので、けがを防ぐために片付けようという話を、の講座のなかで、いつもしています。
転ばぬ先の知恵 増える転倒死 交通事故死超え 東京新聞
非常に残念なことに、交通事故死を上回る年間7000人超が、「転倒」で亡くなっています。
大きな数字ですね。
記事によると、予防策の普及に取り組んできた医師らが、4月に、
日本転倒予防学会を発足させたそうです。
学会理事長に就任した武藤芳照・日体大総合研究所所長(スポーツ医学)は、
転びやすい所を「ぬ・か・づけ」と呼んでいます。
「ぬ」はぬれた所、
「か」は階段と段差、
「づけ」は片付けていない所
記事によると、
「ぬれていれば滑りやすい。階段は下りるとき足を踏み外したり、上る際につま先が十分上がらず
つまずく場合もある。
転倒場所は意外に家の中が多いので、床の上を片付けるだけで予防になる。」
とおっしゃっています。
防災や転倒予防として、防災につながる、床の上、玄関や廊下、階段、窓際など、避難経路になるところから、
片づけていくことをおすすめします。
転倒を防止する環境を整えるという意味で、目指すところは同じです。
高齢化の進展により、手を打たなければ今後さらに増えるというご時世を見据えて、
できた学会だそうです。まさに時代のニーズから生まれた学会です。
転倒・転落で亡くなる方は、大半が65歳以上のご高齢の方。
必要ですね。
余談ですが、高齢者にやさしい環境は、子どもにも優しい環境です。
赤ちゃんがはいはいしたり、転んでもけがしぬくい、
安心して子育てができる環境にもつながります。
安心と安全は、少子高齢化社会に必須ですね!
多くの方の環境が整いますよう。