メンタルポイント を知って実家がスッキリ

かくいう私も、実家の片づけに着手しているひとりです。

とくに親子だと、言わなくてもいい、余計な一言を言って後悔することも。
そんなふうにならないための、3つのポイントをまとめてみました。

とかく、実家の片づけというだけで、いい争いになるのはよくあることですが
なんとか避けて、うまくいく、近道です。

親の意見を否定しない

親も子も育った世代が違います。
戦争を経験した方々は、モノのない時代に育ったので、モノを捨てず、大事にする方が多いですね。

仮に、子世代からみたら、必要のない鍋や人形、着ない服なども、大切にしまっているとします。
「とっておく」という親に対して、子世代が「これ捨てよう」と否定してしまったら、
親の方は傷ついて、片づける気力をなくしてしまうかもしれません。

親の意見を否定しないというのは、原則ですが、
「通り道に置いてあると、地震が来たとき倒れて危ないから片づけようね」
「躓かないように、しまおうね」
など、防災面での理由を言うのが、有効です。
言われた親世代は、自分のことを心配してくれているということが、ストレートに伝わることでしょう。
親も子もハッピーになりますね。

親の変化を受け入れる

几帳面で、きれい好きだった親も、年齢とともに掃除をする回数が減ってきたり、
きちんと収納できなくなってきたりすることも、あります。
体力面がおいついていかないことも。

自分の親は若いころは家事万能だったので、永遠に何でもできると思っていたけれど、
気が付いたら、家の中にモノが積まれていた……こんなはずでは……という話もよくあります。

時の流れは、誰にでも平等。
みんな、誰もが、いろいろな形をとりながら、歳をとっていきます。

「自分の親は、永遠に年を取らない」と思いたいのは、子どもの、親に対する愛情の現れかもしれません。
けれども、親に長生きしてほしかったら、現実をしっかり受け止めて、親の変化を受け入れる、
心の広さを持つことも、ポイントです。

それは、意見すると、親のためではありますが、
実は、子ども自身が、苦しまずに片づけをすすめられる、「メンタルポイント」でもあります。

まずは、目の前の現実をよく観察することから、始められるといいですね。

親の思い出の共有化

親は、子世代よりも長く生きている分だけ、思い出をたくさん持っています。

とくに、結婚、出産、子どもの入学、引っ越しなど、人生の節目となるできごと
(ライフステージ・ライフイベント)を中心に、
話題にすると、お互いに共有している出来事だけに、会話をスムーズに運ぶことができます。
片づけをとおして、「思い出」を共有できるのは、幸せなことですね。

片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢

 

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