平均寿命とともに増える親子の「コミュニケーションの時間」
「平均寿命の延び」が、片づけに大きな「影響」を及ぼしているのは、いうまでもありません。
平均寿命が延びることで、親子のコミュニケーションをする時間も増えているからです。
親子の上下関係を伴いながら、20歳前のお子さんを育てることを、意味する場合も多くあります。
仮に、平均寿命が50歳だったころは、子どもが成人したころには、
親はなくなっていたことになりますから、そこで親子関係は消滅していたことになります。
けれども、今は、たとえば、80歳まで生きたとしたら、
平均寿命が50歳だったころと比べると、単純計算で30年も親子でいる時間が、
増えたことになります。
まったく単純に考えると、「人が生きている」ということは、親子でいる時間も増える、
ということにつながっていることになります。
(もちろん、諸事情のあるケースなどもありますが、
ここでは単純化した例としてあげさせていただきますね)
実際に会わないケースもあるかもしれませんが、
親子の「コミュニケーション」時間は、その気にさえなれば、
成人になってからのほうが、うんと長くとれるというのが、現実です。
親子関係を修復するきっかけを
老々介護などという言葉もありますが、
歳をとっても、親子には、かわりありません。
逆にあまり分かり合えなかった親子であっても、モノを片づけるという行為を
一緒にすることで、分かり合ったケースも出てきました。
事実、我が実家の場合は、恥ずかしながらではありますが、
親の大切なモノやコトに気が付いて、
お互い歩み寄る場面も出てきました!
もちろん人間ですので、頭にくること、腑に落ちないことは、お互いありますね。
価値観の違いを認め合うというのは、とくに身内ほど、難しいかもしれません。
でも、親子関係がいまうまくいっていなくても、
平均寿命が短かった頃に比べれば、修復する時間はたっぷりある!と思うのも、
ひとつの方法でしょう。
実家を片づけたい!と思って、ぶつかったとしてもあきらめないでくださいね。
平均寿命から考えれば、親子のコミュニケーションの時間は、たっぷりあります!!
気が付いたら、いつ始めても、大丈夫。
遅すぎるということは、ありません。