外出がままならない日は、備蓄品のチェックはいかがでしょうか。とくにおすすめする、防災につながる片づけの中で重要な、
水の備蓄&収納のコツを、3つお伝えします。
1 家族にあったポリタンクの大きさを選ぶ
地震や台風などの自然災害で、断水になったときに活躍するのが、ポリタンク。
3・11後に、防災グッズといっしょに購入して、しまっている方も多いことでしょう。
これから購入する方は、水を入れて持ち運ぶことまでイメージしてから、お買い求めください。
あんまり大きいと、マンションの上層階まで、エレベーターなしで水を入れて運ぶことはできません。
ご高齢だったり、体力がなかったり、
あるいは、小さなお子さんの面倒を見ながら持ち運ぶことを考えたりすると、
ペットボトルサイズぐらいしか持てないことも、十分あります。
小さなポリタンクを、多めに準備するのも、おすすめです。
2 水・ポリタンクの収納のコツ
せっかく買ったポリタンク。
物置部屋に置かれていたら、どうでしょうか。
いざという時、このポリタンクは、周りのモノが邪魔で、取り出すことができないでしょう。
取り出せる以前に、落下物や床に散らかったモノが邪魔で、
怪我をしたり、逃げ遅れたりする可能性さえあります。
危険です!!
地震などの災害には、いつ、どこで遭うかわかりませんし、
部屋に閉じ込められることも考えられます。
まとまったスペースを確保するよりも、押し入れや棚のちょっとした隙間を利用して、
いろいろなお部屋に「拡散」して収納するのがおすすめです。
ペットボトル1本程度の隙間なら、どこかにありそうですね。
玄関の下駄箱、クローゼットの下段など、家じゅうに分散しましょう。
買ったら買っただけ、物置部屋に押し込むだけ、というのだけは、避けましょう。
どんなモノでも、買っただけでは、使命を果たすことはできません。
ポリタンクや防災グッズに限ったことでは、ないですね。
3 知っておくだけで安心・備蓄の量の目安
健康を保つための1日あたりの水分摂取量の目安は、
大人3リットル前後、幼児で1.5リットル前後と、ざっくり覚えておくだけでも、
いざという時、あわてなくてすみます。
男性や女性、体重などでずいぶんかわります。
保管できるスペースや、ご家族の状況、お住まいの環境ごとに変わります。
まずは、状況を把握することから、スタートできるといいですね。
備蓄の前に備える!
地震などの自然災害はいつ起こるか、わかりません。
水に限らず、備蓄は必要。
備蓄品を買っても、しまう場所がなければ、逃げ道を防ぎ、命を守れません。
守れないどころか、備蓄品で、怪我をする可能性さえ出てきます。
まずは、お部屋の片づけをして、逃げ道を確保しつつ、
水やポリタンクを備蓄する方法を、考えていきましょう。