突然の出来事
当たり前ですが、突然は、突然やってくるから、突然なんですよね。
実は2年くらい前になりますが、かくいう私も、突然検査入院することになり、
恥ずかしながら、あわてふためいたことがあります。
幸いなんでもなかったのですが、……突然は、突然やってくるのだと、
あたりまえのことを、実感しました。
台風などの自然災害に限らず、入院、怪我、……そして、3・11のような大きな地震
そんな、いざ、もしものときのために準備しておいたほうがいいのが、「エンディングノート」。
こんなにいろんな出来事があると、ブームになるのも、うなずけます。
「エンディングノート」というと、なんだか、ターミナル、終わり、という意味を連想するかもしれません。
でも、「今の生活の覚書のようなもの」ととらえれば、これから先をどうするかを
とらえるための「未来形」のノートです。
シングルの方、小さなお子さんのいらっしゃる方も、必要性を感じていらっしゃいます。
ましてや、決してご高齢の方だけに必要なものではありません。
日頃から、預金、年金、保険、大事なものの保管や管理、大切な人の名簿など、
いろいろとメモしてみると、自分にとってなにが大切なのか、見えてきます。
そのほかにも、アイバンク、臓器移植等のドナー登録、延命措置や介護の希望、家族へのメッセージや思いなど、考えてみるといいですね。
危機管理ととらえると、なんだか小難しく感じるかもしれませんが、
人生の整理、情報整理の一環として考えると、割と気軽に取り組めます。
思わぬ発見があること間違いなしです。
重要書類の整理に
洋服や食器など、身の回りの日用品とは違う、重要書類。
お部屋の奥にしまってあることが多いもの。
でも、エンディングノートを書き進めると、奥にしまってあっても、
自分にとって、重要な書類が見えてきます。
「可視化」されることで、
きちんとファイリング(家庭内の書類整理)をするきっかけになります。
これから春になり、卒業や新入学、新しい仕事が始まる新年度を迎える前に、
エンディングノートを書くのも、おすすめです。
ただし、エンディングノートの枠は、ひとによってちがいます。
一歩手前の、ノートのメモ書きでも大丈夫。
気になることから書き出しをしてみてください。