「コメントスルー時代」のフィードバックでスキルアップ

先日、ある社会学をご専門にしている先生からうかがった興味深い話から、ヒントを得ました。

「コメントスルー時代」|親しくても「当たり障りのない話題」だけ

きちんとした学問的な裏付けについてはよくわかりませんが、
家族や友人など、いつも一緒にいても、困っていることはあまり相談せず、
当たり障りのない話だけをしている人が、増えているのかもしれないとのことでした。

特に10代、20代の若い世代によく見られる現象で、
とくに、恋愛の話など、微妙な話はしなくなっているのではないか、
とのことでした。

一昔前に、「KY(空気を読めない)」という、ネガティブワードが流行りました。
逆に、「空気を読む」と、なかなか、親しい仲でも、
本心を言えない雰囲気があるのかもしれませんし、
相手を思いやる、やさしい方がふえたともいえるのかもしれません。

電話に加えて、メール、LINE、フェイスブックといわれるSNSの
つながるツールがいっぱいあるにもかかわらず、
起こっている、この現象。
私は勝手に、「コメントスルー時代」だな、と思いました。

新しい社会の様相の1つかもしれません。

「コメントスルー時代」|相手にコメントする難しさ

たとえ、友人が、似合わない服を着ていても、
「似合わない」なんて、簡単には言えませんし、
わざわざ言う必要もないのですから、普通は「スルー」してしまいます。

でも、その友人が、似合う服をみつけたいと、日頃から言っていたとしたら、
的確なコメントをしてあげたほうが、いいのは明らか。
人間関係を豊かに築くことになり、お互いのためになります。

そうはいっても、自分のためでなく、本当に相手のためを思って言わないと、
「辛口のコメント」「提言」「フィードバック」は伝わりません。
ある意味での、真の「愛情」「思いやり」が必要です。
非常に高度な、難しいことです。

 

意外!本当のフィードバックを得る“秘密”のスキルアップ法

 
お互いにコメントをし合う場が必要です。

「いいプロフィールをつくりたい」
「いい講座のタイトルをみつけたい」
「いいセミナー・講座の内容にしたい」
という、同じベクトルで動き、志は一致している人の集まりなので、
受け取る方も、コメントする方も真剣!
言葉の行き違いも、ほとんどありません。

傍から見たら、多少厳しい言葉でも、「愛」を感じられるから
前へ、前へと進んでいきます。

フィードバックといえば、
フェイスブックの投稿で「いいね!」の数だけだった、という方でも、
リアルに、面と目向かって得るフィードバックは、貴重な場面です。
インターネットが「仮想」だとしたら、古典的な「対面」方式ですね。

「コメントスルー時代」は、
同じベクトル、未来をみている人や仲間をみつけて、
フィードバックを得なければいけない時代、ともいえるでしょう。

本当のフィードバックを得る“秘密”のスキルアップ法は、
意外にも、古典的な、対面式の、
「生」の人間関係のなかで得られるものかもしれません。

今は、安心して話したり、がんばっていることを相談できる場が少ないと感じています。

無記名でネット上で話あっても、人物全体像がわからないと、案外、難しいことがあるのです。

そういった場を、会員にご提供できるよう、頑張っていきたいと面ます。

片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢

 

片づけ最新情報とお役立ちブログ