“情報公開”を進めれば、うまく片付きます。
リビングはプチ「パブリック」スペース
家族が集まるリビングは、プチ「パブリック」スペース。
できるだけ、共有するものを優先して、整理収納していきたいものです。
特に細かい、つめきり、はさみ、電話メモ&ペン、ティッシュ、郵便物などは、
置きっぱなしにしないように、しまう場所を決めます。
しまう場所は、家族がモノを置きっぱなしにする場所の近くに決めるのが、
散らからなくポイント。
つい置いてしまわないよう、適宜、ラベリング。
収納場所を、“情報公開”していくのもミソです。
リビングは、プチ「パブリック」スペースですから、
小さなモノをしまう場所でも、家族からヒアリングできるといいですね♪
しまう場所は、パパやママの“強行採決”は避けるのがベター。
意見が出たら、“修正協議”を重ねていきましょうね。
どうする?限られた家族だけが使うモノ
23区内の、ご夫婦で医療関係にお勤めの、あるお宅のケース。
リビングに、たくさんのサプリメントや漢方薬が散らかっていました。
「夫の」「これは妻の」「犬の」
「これは息子のかもしれないけれど、ひょっとしたら夫のかも」
「娘が内緒で飲んでいるお肌にいい何か」
など、お互いによくわからない様子。
“秘密”とまでいかなくても、家族の“特定”の人しか使わないモノは、
できれば家族の個室に移動させたいもの。
でも、このご家族のように、いつも手元においていきたい、個別のモノが
たくさんあるケースの対策としては…
家族別のボックスや引き出しをつくり、
場所を決めて、収納していくのが一番です。
もちろん、しまう場所は“情報公開”。
「触ったらわからなくなるから」というのは、イエローカード。
ほかの家族がしまっても、「ここを探せば必ず出てくる」というスペースを
つくっておくと、お互いに気持ちよく過ごせます。
置いたままは、散らかりの第一歩です。
そのような仕組みを作っておいた上で、
家族それぞれが、きちんとしまっていくよう、
お互いに声掛けできると、いいですね。
家族の一部に負担がかからない収納を
リビングは、家族の誰か、たとえばお母様だけというような、
“特定”の人だけわかっている収納では、散らかるばかり。
片付けの負担も一部の人にかかり、疲れることがふえます。
“情報公開”で、「プチ・パブリック」スペースを片付けて、
お互いに楽になりましょう。