防災につながる片づけを!“素朴”なサバイバル3つの習慣

 この年末、片付け・大掃除のついでに、
防災グッズ関連の点検もしっかりしたい! という方も多いことでしょう。

防災につながる片づけが、日常になる、素朴で意外な3つの習慣をお伝えします。

習慣 1 余分なモノは持たない

防災に、一番効くのは、
いはずと知れた、使うもの以外、できるだけ、モノは持たないことです。

便利で役に立つため、あるいは心をいやすためのモノ。
その大切なはずのモノが、
避難する道を塞ぎ、ぶつかって怪我をしたとしたら…
停電になって、肝心なときに、懐中電灯がみつからなかったら…。

モノを捨てた後悔と、モノがなくて「安心安全」な日常をゲットするのと
どちらが大きいか、
イメージトレーニングしてみるのも、いいですね。

人は、幸せになるために、便利なモノをたくさんつくりました。
一方で、人が知恵を絞ってつくったモノ、
お金を払って買ったモノによって、
怪我をすることも、あるかもしれません。
どんなモノも二面性があります。

…そんなことも、時には考えることも、
持つモノを減らす、小さなきっかけになるかもしれませんね。

習慣2 防災グッズは持ち歩き用と保管用を区別して持つ

防災グッズといってもいろいろあります。

災害が起こったときに、家から避難するときに
ササッと持ち出す緊急用。

水道ガス電気などのライフラインが止まったときに
できるだけ快適に家で過ごすための、道具類。

当座の食糧や飲料水、衣料など。

防災グッズを選ぶときは、なんだか不安になって、
あれこれほしくなります。
モノにたよってしまいがち。

買いすぎに注意しましょう!

もし、購入するのなら、
持ち歩くモノ、保管していざという時に使うモノを、
よく区別して考えるのがコツです。

せっかくいろいろ買い揃えても、
重過ぎて、運び出したいときに、
運び出せなかったら、元も子もありません。

防災グッズを買うと、
なんだか、気持ちがラクになったような気がしますが、
災害が遠ざかるわけではないことを、思い出せると、いいですね。

 

習慣3 「重いモノは下、軽いものは上」の原則を守る

3.11後、時間の経過ともに、
のどもと過ぎれば…の状態になりがち。
でも、重いものは下、軽いものは上の原則は守ってください。

要注意スポットは、キッチン。
ついつい、使わない重たいホットプレートが、
吊戸棚の上の方に入っていたりすることが、時々あります。

本や雑誌のように、1つ1つはそんなに重くない、うすいものでも、
何冊も重なると重くなるもの、角がとがっているものも、
地震のときは、危険です。
とくに寝室に本棚がある方は、見直しをおすすめします。

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素朴なサバイバル3つの習慣、いかがでしたか。

本当に、素朴なことばかりですね。

年末の大掃除のついでに、
防災についても見直して、安全のために、
モノをしまう場所をチェック!
少しずつ、モノを減らしていけますように。

モノを減らす具体的な方法を知りたい方は
このコラムでたくさん書いているので、ぜひ読んでください