家庭内の書類整理(ファイリング)で、
最優先していただきたいなあ、はやく手をつけてほしい、
といつも私が思うのは、
ズバリ、「医療関係」です。
治療中の方は、お薬手帳や、病院関係の書類など、
リビングのテーブルや、
棚に置きっぱなしにしてあったら、要注意。
お薬や、病院関係の書類が出てこなくて、
肝心な時に探し回るというのは、
体力を消耗します。
精神的にも、よくありません。
熱があるときに、体温計を探し回るのは、
想像するだけで、つらいですね。
体力のない、緊急事態でも、
即対応できるようにしまっておくことが
ポイントです。
薬や医療記録などは、家族と話し合って、わかりやすい、
共有スペースに収納しましょう。
いざというときに、あせらずにすみます。
体力的に、片付けるのがたいへんだったら、
とりあえず、家族ごとや、種類ごとに、
ファイルボックスにまとめるだけでも
すっきりします。
「このファイルボックスを探せば出てくる」
という状態をつくっておけば、まずはひと呼吸つけます。
このボックスを、ファーストステップにして、
本当に重要なものを、体力のある時に、
片付けて、書類関係はファイリングしていきましょう。
医療記録のファイリングは、
家の中で保管するのなら、そのまますぐに書類を入れられる、
個別フォルダが使いやすいですね。
持ち運びする場合は、クリアファイルも、便利です。
いろいろ試して、使いやすいものを選んでいきましょう。
健康な方でも、ちょっとした怪我のたびに、
ばんそうこうがみつからなくて、
100円ショップに買いに走る方も
時々いらっしゃいます。
そんな方が、片付けを始めると、部屋のあちこちから
ばんそうこうがでてきます。
モッタイナイですね。
薬は薬で、1か所に集めておきましょう。
中身が見える、
100円均一のボックスみたいなものも、活用するのも、
おすすめ。
古い薬・なんだかわかない薬が出てきたら、
迷わず処分しましょう。
夏の暑いさなか、
ずっと部屋のすみにおかれたままのものを口にしたり、
体につけるのは、かえって体によくないかもしれませんよ。
健康に直結する、薬の整理収納・医療記録のファイリング。
多くの方が、緊急事態に即対応できるように、