春はうたたねの季節。
お子さんと絵本を読みながら、
お昼寝を楽しむ方もいらっしゃることでしょう。
先日の片付け・整理収納の現場の例。
絵本好きのお子さんと、子ども部屋で添い寝をしていらっしゃる、
あるお宅です。
どうしたら、簡単に、スッキリ片付くでしょうか。
本棚の手前に、オムツなどの日用品が置かれています。
つい、使いやすい場所に置いてしまいがちですが、
お子さんが好きな絵本をとるのには、じゃまになります。
お子さんご自身が、本をスムーズに出し入れできるように、
本棚の前にモノを置かないようにするといいですね。
オムツは、ほかのベビー用品といっしょに使いやすい場所へ移動しました。
また、タンスの上に置きがちな毛布類。
大人の背の高さだと、この棚の上の位置は、ちょうど腰のあたり。
つい置きやすいエリアです。
でも、ちょっと待って。
子どもの頭の上に落ちたら危険です。
毛布類は思った以上に重たいので、
押入れなどにしまいましょう。
簡単にできる子ども目線の防災対策になります。
……
だいたい5分ぐらい片付けてみました。
ずいぶんスッキリしました。
心地よく添い寝できそうですね。
お客様のご希望もあり、
大人の本棚を片付ける時と違って、
本のサイズや色を優先しないで、
お子さんのお気に入りの順番に並べました。
次の片付けアクションのステップは、
本棚は、お子さんの取り出しやすい下段を中心に
余裕をもたせることです。
本棚に、空きスペースをつくっていただくよう、
アドバイスをさせていただきました。
本の出し入れをスムーズに、自由にさせてあげることで、
お子さんの片付け・整理収納の習慣化にもなるからです。
子どもは、本棚の手前にあるだけで、
今まで興味をしめさなかった難しい本に、
興味を持つこともあります。
本棚の違う場所に立ててあるだけで、
目先が変わるのですね。
絵本をうまく入れ替えすることは、
片付くことで、スッキリやすらぐだけでなく、
子どもの知能を磨く効果が期待できます。
子どもがかしこくなると思えば、
片付けをポジティブにすすめられますね!
片付けは、生生流転。
これが正解、絶対このままでいい、ということは
ありません。
お子さんの年齢、生育状況にあわせて、
どんどん進化させてくださいね。
スッキリした部屋で、やすらぎながら、
絵本を読んであげてくださいね。