最近、よく本の収納について、尋ねられます。
いちがいに「本」といっても、人によって、
思い浮かべるものが違います。
写真集のような、きれいな本の表紙を見せるように、飾って楽しみ、
インテリアの一部として収納している方。
コミックが大好きで、
登場人物のフィギアもいっしょに収納している方。
料理本やダイエットやジョギングなどの
健康を増進する情報として持っている方。
資格試験の勉強用の参考書がほとんどという方。
エンターテイメント中心で、
推理小説のように、犯人がわかってしまったら、
読み返すことはないけれど、好きな作家の本をコレクションしている方。
人の数だけ、本の持ち方はいろいろあります。
共通しているのは、
アタマの中で「進行形」のものであるということです。
ほかのモノと同様、
自分の一部ともいえますね。
ほかのモノと違う本の特徴は、
内容が文字となってあらわれているので、
自分の興味の対象が、文字として、客観的に
見えている、
言語化されている、
ということです。
手放そうかな、とっておこうかな、と迷った時は、
タイトルを見ながら、
自分に問い直して、みましょう。
読みたい本なのか、読むべき本なのか。
読み返す本なのか、飾る本なのか。
思い出の本なのか、使う本なのか。
自分が、今一番興味があることは、何なのか?
過去に興味があったことなのか?
意外と、人の興味は、年月が経つと、移り変わります。
半年前に興味があったことは、すでにクリアされているかも
しれませんね。
できれば、3秒くらいで、判断して、
好きな本をチョイスしていくと、
気持ちが少しずつ整理されていきます。
短い時間で判断できなくても、大丈夫。
自分の興味をみつめていくと、
判断する時間は、どんどん短くなっていきます。
本棚の一等席に、
一番大切な本を収納することを考えていくと、
気持ちが少しずつ片付いてきます。
新年にあたって、やりたいことが、
はっきりと、見えてくるかもしれませんね。
いろいろな片付け方を、お試しくださいね。