インテリアの雑誌や、家具売り場が好きな方は多いと思います。
そういう方は、ひょっとしたら理想が高いタイプかもしれません。
理想が高くて片づけられない人は、
雑誌に出てくる家具や素敵な収納は、
自分にとっての「規格外」と心得たほうが
「無難」な場合があります。
なぜなら、自分へのハードルを高く設定する傾向があるので、
現実の収納スペースや暮らしをしっかりつかまないまま
家具や収納グッズを買ったり、片付けを始めて、
「うまくいかない~」と挫折を繰り返してしまうことが
あるからです。
リビングのように、
広くて自分以外の家族が使う場所を片付けるときは
現実をつかむことからはじめましょう。
もし、
ちびまる子ちゃんが、花輪くんの広いお家のリビングにあこがれて、
花輪くんの家と同じソファーを買ったら、どうなるでしょう?
スペースもないし、ほかの家具のなかで浮いてしまって、ヘンですね。
けれども、
まる子一家は、
(リビングではなく)居間にいつも家族が集まっていて、
にぎやかで楽しそう。
かくいう花輪くんは、素敵なお家に暮らしているけれど、
小学生なのに、お父さんとお母さんと離れて暮らしていて、
さびしい思いをしています。
広いスペース、高級な家具があれば、
すべてうまくいく、ということではありません。
時には、
リビングがなんのためにあるのか、
足元から考えてみるのもいいかもしれません。
きれいな雑誌や写真に惑わされることなく、
片付けをしていけますように。
片づきますように。