シンプルライフをめざし、
日々、家の中のモノ減らしに励んでいらっしゃる
30代~40代の方が多いことと思います。
そんな方々の共通する悩みは、
意外にも、「母親世代とのギャップ」。
モノの趣味も、使い方も、持ち方も、全然違うからです。
モノの豊かさが幸せの象徴だった
高度成長期を生きた方が多いのが、この世代。
今ほど生き方に多様な選択肢はないものの、
一般的にお給料は年々上がり、
郊外に1戸建てに専業主婦として暮らすのが、女性の生きる道と、
多くの方に認知されていた時代といわれています。
いい悪いの問題ではなく、そういう時代だったのですね。
みなさん、それぞれの世代で、がんばっているのです。
シニア世代の方々と、
モノを少なくして、シンプルに生きていこうとする次世代の方が
お片づけの場面で意見が違ってくるのは
むしろ当たり前ですね。
シニアの方は、長く生きてきた分、
思い出のモノの数が2倍、3倍あるのも、うなずけます。
とくに家の中の片づけに関しては、
女性同士のほうが、意見が食い違うことが
あるかもしれません。
けれども、
「違って当たり前」とお互い思うことが、
世代間ギャップにとらわれないコツなのですね。
親子関係に限らず、人間関係はすべてに共通する
キーワードかもしれません。
最近は、シンプルライフをめざすシニア世代も増えている
とのことですので、
これからもっとお互い歩み寄るチャンスが生まれるかもしれません。
この夏、帰省して、お互い「違って当たり前」を
確認した方も多いことでしょう。
片づきますように。