「実家の片づけ」でお盆に一番多いご相談と解決策
片づけに他人が入ったほうがいい時がある、本当の理由
おかげさまで『週刊ダイヤモンド』「実家の大問題~空き家・片づけ・相続」に掲載されました。
思い出を整理する季節
実家の片づけで親を見守る 「ウオッチング」3つのチェックポイント
会話よりも前にするべき大事なことの1つに、ウオッチング、つまり観察することです。
見守るというよりも、きちんとチェックするという感じです。
チェックというとなんだか監視しているみたいですが、見守るというよりは客観視する「目力」が必要なのです。
基本は次の3つのチェックです。
・増えた薬はないか(健康状態チェック)
・やりっぱなし、置きっぱなしの物がふえていないか(気力のチェック)
・食品の賞味期限切れがふえていないか(食事のチェック)
親を客観視することは、案外難しいのです。
なぜなら、親は、子どもたちが帰省するといったら、すごくはりきって、あれこれ孫や子どもたちの世話をやこうとし、一番元気な自分を見せようとする場合もあるからです。
実際に、本当に元気になる親もいらっしゃいます。
あなたが見ている親は、一番元気な親かもしれないからです。
なぜなら、親は、子どもたちが帰省するといったら、すごくはりきって、あれこれ孫や子どもたちの世話をやこうとし、一番元気な自分を見せようとする場合もあるからです。
実際に、本当に元気になる親もいらっしゃいます。
あなたが見ている親は、一番元気な親かもしれないからです。
ちょっとした変化があれば、
「これなあに?」
「これはいつ買ったの?」
「これおいしかった?」
などと聞いてみると、失敗がありません。
もちろん、
「戦後は、こんな便利な物なかくて、たいへんだったね」と尋ねるのもいいでしょう。
そうすれば、それに続く、片づけのコミュニケーションがとれてきます。
このひとことを言えば、サクサクかたづくという簡単なことばは、実家の片づけにはほぼあり得ません。
それは、勉強をしない子どもに向かって、このひとことで勉強する魔法のワードがないのと、同じなのです。
語り掛けは、行動とセットでなければ、効果はないのです。
片づけながら、片づけに関してして会話をしていくことが、一番簡単なアクションです。
どうぞコミュニケーションをとって実家が片付きますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢
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親との会話の前に優先すると片づく秘策|実家を「空き家」「ゴミ屋敷」にしないために
親の家を「空き家」「ゴミ屋敷」にしないために
実家の片づけのハイシーズンとなりました。
さて、帰省して、親の家を片づけたいけれど、どこからどうしたらいいか?迷う人が多いことでしょう。
時間がたっぷりある方ははいいのですが、とくに次は年末しか帰省できない忙しい方は、コスパのよい行動をとらなければなりません。
放っておくと、「空き家」や「ゴミ屋敷」の危険があるというのは、わたしもいろいろなところに書きましたので、ご存知の方も多いことでしょう。
(まだお読みになっていない方は、こちらのオンライン記事一覧からご覧くださるとうれしいです)
ぜひこの時期に、親の家の片づけに取り掛かかってほしいです。
親の家を「空き家」「ゴミ屋敷」にしないためにも、限られた帰省の時間を有効活用してください。
親とのコミュニケーションをとる前に、考えて、やるべき大事なこと
私自身の体験もふくめて何度も書いております通り、実家の片づけは、親とのコミュニケ―ションが大事なのですが、それよりも先に考えて、やるべきことがあります。
そもそも会話があれば、解決への8割は進んだようなものなのです。
その会話のきっかけをつかむということがポイントになりますし、会話の質にもよるわけです。
会話よりも優先する大事なことが2つあります。
片づけに悩んでいられる最大の理由を考える
会話よりも優先する大事なことの第一は、平和について考えることです。
物が片付かなくて悩んでいられるのは、平和だからこそです。
私は広島に講演に行ったときにも、こういった話をさせていただきました。
おりしも今日は原爆記念日ですので、ニュースでくりかえし戦争の話が出てきます。
会話のきっかけにしていただくと、スムーズでしょう。
戦後生まれの親御さんも多いですが、なにかしらの形で戦争をご経験された方々であることは確かです。
親世代が大量の物をためていたり、ゴミにしか見えないものをためていたとしても、
そう簡単に捨ててとは言えないほど、つらい、たいへんな状況だったからです。
実家の片づけは、戦後処理の一環みたいなことともいえるわけです。
平和に感謝していくと、親の「物をためる行動」についても、そんなには腹が立たなくなります。
そして、本当につらい体験というのは、なかなか人は口に出しにくい場合も多いです。
無理やり聞く必要はありませんが、もし聞ける状態でしたら、
「小さいころ戦争の影響はどうだったか」など、さりげなく聞いてみたり、
家がある程度片付いてるのなら、親戚など集まってアルバムをみて話をするのもいいですね。
戦争の話を聞いてつたえていくことも、子世代にとっては大事な仕事のようなことです。
そうすると、簡単には捨ててと親に言えなくなりますし、その後のコミュニケーションが、本当の意味ですすんでいくのです。
親はたいてい、昔の話は大好きです。
会話をしながら、親子の関係UPをめざし、片づけながら、回想していくと、親世代はいきいきしてきます。
祖母との思い出
私事で恐縮ですが…… 私は22歳のころに父を亡くしたので、社会人になってから、もっと仕事のことなどをいろいろ聞いておけばよかったと、
後悔しました。
また、明治生まれの祖母と同居していたのですが、大事に仏壇に飾ってあった、古びた看護婦さんの人形がありました。
祖母は、四国の日赤病院で婦長さんだったと聞いていたので、その関係だろうと、小さいころから気にも留めずにいました。
祖母が亡くなってから知ったのですが、その人形は、看護婦として貢献した人ということでもらえた、「ナイチンゲール賞」という名誉のあるものだったそうです。
戦争中のもののようです。
私たちの世代は、戦争はすでに歴史の教科書の中のことです。
今思うと、祖母が、婦長として戦争中にどんな仕事をしていたのかなど、きちんと聞いておけばよかったと、悔やみました。
教科書には書かれていない、歴史や戦争を知るきっかけをつかめたかもしれないからです。
……そんなこんなで、私の場合は、
「きちんと家族から聞けるときに話を聴いておけばよかった」と思います。
私は、この話を、あとになって母から聞きました。
そのときのいきいきした顔が忘れられないのです。
いろいろな思いがあったのだと思います。
各ご家庭に、そんな小さな戦争体験が眠っているかもしれません。
片づけるときに、古い物が出てきたら、聞いてみるのもいいですね。
「戦後」がずっと続きますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢
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帰省といえば「実家の片づけ」
御礼・大手商社様「実家の片づけ講座」ありがとうございました。
「実家の片づけ講座」講演会 無事終了しました。
おかげさまで、都内の大手商社従業員組合様主催の講演会、
「実家の片づけ講座~『カツオが磯野家を片づける日~後悔しない「親の家」片づけ入門~』の著者に学ぶ」が無事終了いたしました。
仕事を終えたあとでお疲れだったと思うのですが、約130名様ものみなさまにお集まりいただきました。
『カツオが磯野家を片づける日』に登場する、ワカメちゃんの30年後という感じの、おしゃれなバイリンガルのキャリアウーマンが多かったのが印象的でした。
参加していただいた男性も、インターナショナルなジェントルマンばかりでした。
講座の様子は、大阪・名古屋・福岡・高松などにもインターネット中継されたそうです。ありがたい限りです。
8月ということで、帰省する人が多く、実家の片づけシーズンということで、企画された講座とのことです。
さすがに、テーマ選びや、世の中の流れを見る目は、確かだったといえると思いました。
今日の経験をもとに、研鑽してまいります。
お仕事帰りにご参加いただいた皆様、ご準備いただきました、従業員組合のみなさま、企画いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
片づきますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢
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おかげさまで、『もめない相続に備えるお金の片づけ』セミナー無事終了しました
「『カツオが磯野家を片付ける日』の著者が語る」 『もめない相続に備えるお金の片づけ』~専門家に頼む前に家族でしなければいけないこと~」
おかげさまで、昨日、新宿モノリスでのセミナー
「『カツオが磯野家を片付ける日』の著者が語る」 『もめない相続に備えるお金の片づけ』~専門家に頼む前に家族でしなければいけないこと~」
が、無事終了いたしました。
ご夫婦だけでなく、2世代やご家族での参加が多く、みなさんとても意識の高い方ばかりでした。
もうすでに相続対策や金利の勉強をされている方だからでしょうか。
少子高齢化の中ですべきことなども、私の後のセミナーで講演がありました。
とても勉強になった1日でした。
ご受講いただいたみなさま、主催していただきました旭化成様、ありがとうございました。(渡部亜矢)
片づきますように。
実家片づけ整理協会 渡部亜矢
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