冷蔵庫はお部屋の散らかりの縮図・1オシ夏の片付け

毎日使うキッチンは、食事と直結するので、体調にもダイレクトにつながっています。
冷蔵庫は体調のバロメータ―。
片づくメリットが大きく、コスパもいいので、「どこから片づけの手を付けたらいいかわからない」という方にもおすすめです。

残ったおかずや、買ったものが、きゅんきゅんに詰め込まれているケースです。
体調に余裕がなく、古い食材を見直さずそのまま入れている状態です。
体調がよくないのに、さらに、体によくないものをため込んでしまうことにもなりますね。

忙しくて、目につくものをどんどん買って、買いすぎて、ただ詰めこんでいるだけの場合もあります。
ほかにも、高齢になり、買い物に行けなくなる不安がある親世代は、もったいないという気持ちからなんでもとっておいたり、たくさん買って詰め込んでいたりすることもあります。

冷蔵庫

危ない!実家に買い足された冷蔵庫

ご高齢の方でよくあるのは、実は冷蔵庫の2台持ちです。
御父さんが現役時代単身赴任したときに増えてしまったという方、
よく冷凍するので、冷凍庫だけ買い足したという方、
食料をいれたいし、病気になって食品を買いに行けないという心配があって買い足したというストレートな方・・・

空間をふさぐことはもちろんですが、だいたい2台あると、1台は稼働率が下がります。
両方あけて食材を見直すということが難しくなるのでしょう。
冷蔵庫は災害時に電気がとまったら、ただの箱になります。
食品をストックするのなら、常温のものをふやすほうが得策です。
2台持ちの親御さんがいらしたら、なるべく1台に集約するように、子世代から語りかけていきましょう。
中身が半分だめになっていた食品がつめこまれていたという、健康をおびやかす怖い話や現場はたくさんあります。

冷蔵庫はお部屋の散らかりの縮図

単純に詰め込みすぎの冷蔵庫といっても原因はさまざまです。
そうはいっても、冷蔵庫がキチンとしている方は、お部屋もキチンとしています。

逆に、冷蔵庫の中身をみると、お部屋全体の散らかし方のクセもわかります。
原因を探ることで、買いすぎ、ためすぎ、詰め込みすぎを防ぐことにつながります。
冷蔵庫の中をチェックすることで、買いすぎる買い物のくせがわかったり、お菓子が多いなどの食習慣や、
なんでもとりあえずとっておく習慣など、お部屋が散らかる原因がわかる場合もあります。
冷蔵庫は、お部屋の物の散らかり具合の縮図とも言えますね。

片付けの効果も自分自身にフィードバックしやすい!

冷蔵庫の中にあるものは、基本的に賞味期限が決められているので、捨てる判断がラクです。
また、お部屋と違って、狭い空間を、さらに段ごとに区切られているので、
どこから片づけに手を付けていいのかわからない方には、区切りごとに片づけることができるスポットです。
1段だけだったら、短時間で片づけのメリットが得られるスポットなんですね。

時間がなくても1段だけも全部出してみて、片づけていくことに、気軽にトライしましょう。
仕上げに、キッチン用の消毒アルコールなどを吹き付けて、一段だけ拭くことなら、そんなには時間がかかりません。
調味料など、見逃しがちな賞味期限を、チェックしてみてください。
ほかの段も片づけたくなるほど、モチベーションも上がることもあります。
片付けの効果も自分自身にフィードバックしやすいので、おすすめです。

節約にもつながる!

冷蔵庫にきゅんきゅんに食べ物が詰まっていると、冷気が流れなくなり、
全体的に冷えないので、はやくくさってしまう原因にもなります。
冷気の対流がきちんとおこっていれば、電気代も節約でsきます。
健康に影響しますので、奥まで見通せる量にしていきます。

片づけるときは、冷蔵庫の片付けや掃除をするということは、
冷やさなければいけない物を外に出すので、真夏ですと、かなり焦って片付けなければいけません。
まだ季節的にそんなに暑くはないこの時期に一度きれいにしておくといいでしょう。
冷蔵庫がきれいになると、料理をする気持ちにもなってきます。

買いすぎて腐らせるよりも、親御さんには何度も買い物に行ってもらったほうが健康にもいいのです。

この夏、ご実家に帰省する方は、冷蔵庫が詰め込みすぎになっていないかを、確認してみてくださいね。

片付きますように(渡部亜矢)。

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