親の片づけ方をみてわが片づけ方をバージョンアップ

実家が片付かないと嘆く前によく観察すると、
自分も親の片付け方を踏襲していた… 
そんなことがあるかもしれません!

多くの大人にとって、片づけは、親の背中をみてなんとなく学んだだけです。
今でこそ小中学生の子どもたちの家庭科などの教科書に、整理整頓というページがありますが、
それもごく最近のことです。
親の家を、ビジネスライク=客観的に眺めないと、親のやり方や片づけの問題点に、
何の疑問も感じることもなく、散らかっていても、危険な状態であっても、
小さいときから景色のようにみていた部屋を、うまく片付けるのは難しいのです。

逆に、実家を片づけようとすることで、実は自分自身の片付け方の問題点がみえてくることが、結構あります。
食器をたくさんしまうくせだったり、郵便物をすぐに捨てられない習慣だったり、
すきまに物を詰め込んでしまったり、といった些細なことです。
よく観察すると、意外な片づけ方のくせが発見できたりします。

書類のやま

私の場合、片づけの勉強をする前は、手すりなどのような地震でゆれたら危ないところに、ちょっとした花を飾ったりしていました…親がよく飾っていた方法だったのです。
今はもちろん安全なところだけにディスプレイしていますが…。

こんなふうに、機会があれば、実家の散らかり具合をビジネスライクに観察して、
自分の「あるある」に該当しないか考えるのも、
親子で片づけ方を変えるチャンスになりますね。

親の散らかりにいい意味で共感しつつ片付けることにつながり、
親から学んだ片づけ方をバージョンアップさせるひとつの方法です。

ダイヤモンド・書籍オンラインに、実家の片づけについて連載中です。
ご参考にしてくださると、うれしいです。

【第1回】親子断絶、放置の末にゴミ屋敷化……9割の人が失敗する「実家の片づけ」の落とし穴
【第2回】新聞四紙40年分が捨てられない……男親の収集癖で床が抜ける寸前に!?
【第3回】都内高級住宅街で見た悲劇……片づけられないだけで年間○万円の損失?
【第4回】子ども世代の常識は通用しない!実家の片づけは、便利・効率<親の習慣
【第5回】買ってはいけない!実家の片づけを失敗させる「三種の神器」とは?
【第6回】自慢の息子、デキる娘が一番危険!「ウチはまだまだ大丈夫」がヤバイ
(明日、第7回の連載予定です。)

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・片づけ方・手順を知りたい人
・片づけられない人(親)
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片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢

 

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