物じゃない?!リバウンドの本当の理由と対応策

散らかるのはくせだった…

いい悪いは抜きにしまして、大人になってくると、知らず知らずのうちに考え方や、
ひごろのクセ=習慣というものが強く表れてきます。

大人になってからの、片づけてもすぐにリバウンドしていまうの理由は何でしょうか。
実は、物の片づけ方ではなく、習慣=くせにあるといっても言いすぎではないのです。

たとえば、買い物から帰ったら、レジ袋に入れたままキッチンに置いておくクセや、
殺虫剤を使ったら、下駄箱の上に置くクセ、
ダイレクトメールも、重要な書類も、とりあえずすべてとっておくクセなど、ちょっとしたことの積み重ねが、
お部屋の散らかりの原因なのです。

突き詰めると、お部屋の散らかりのほとんどは、物の片づけ方の表れでなく、
習慣=クセの表れとも言えます。

DM

(とにかくとっておくクセで棚もこんな感じに…)

よく動線を変えるという考え方もありますが、動線というのも、クセの結果だったりします。
日頃の習慣を考えず、動線だけを変えようとしても、またもとの動線に戻ってしまい、
リバウンドの原因になってしまいます!

年齢を重ねるとほど、かっちりと習慣は固まってきます。
30年40年もかけた習慣を変えるというのは、よほどご本人が納得しない限り難しくなってきますから、
子世代がいくらこうしたほうがいいといっても、理屈で理解しても、もとに戻ってしまうのです。

とくにご実家の片づけでは、「いきなりキレイ」をめざしても失敗します。
対策例としては、玄関に殺虫剤を置くクセがあるのなら、多少、見栄えが悪くても、下駄箱わきに
殺虫剤をすぐにしまいやすい場所をつくるなどしていきます。
リビングにバッグの置場をつくったり、よく爪を切る場所に爪切りをしまう場所をつくのも、
片付けやすくなり、習慣を温存できる1つの方法です。

習慣を温存しつつ、ちょっとした動線を変えるぐらいが、大人にとっては片づけのハードルの高さ的に、
ちょうどいいのです。

暮らす人の数、習慣の数だけ、片づけのパターンがあるのです。
実家や親の家の片付けの難しいところです。

これからの高齢化社会、習慣を温存しつつリバウンドの対策案を考えていく知恵が
必要なのは、こんなところにも理由があります。

片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢

 

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