「実家の片づけ」でハマる「買い物の失敗例」って何?

いよいよゴールデンウイーク!

暑くもなく寒くもなく、一年のうちで一番片付けに適した季節。逃したくないですね!!
実は、「買い物上手」になることが、この時期、実家の片づけを
うまく運ぶポイントとなるのです。

買い物の間違いでよくあるのが、片づけるよりも先に、収納棚を買ってしまう失敗があります。

ゴールデンウイークに帰省して、旅行などの予定がない場合、
デパートやショッピングモールなどにいって、久しぶりに家族そろって食事をするというのは、よくあります。
とくに買い物は、予定を決めなくていいので、お手軽ですし、楽しいですね!

実は昨日、ある男性から、このゴールデンウイークの29日に、
実家を片づけるために帰省し、親がほしがっていた服をかけるためのパイプハンガーを
親といっしょに買いに行ったという話を聞いたばかりなんです。
しかも、組み立てないまま、東京に戻ってきたとのこと…。

このコラムや拙著にも書かせていただきましたが、よくある残念な「買い物例」なんです…
収納棚やグッズは、片づけたあとに買うのが王道です。

しかも、このパイプハンガー、ご高齢の親御さんが、果たして、かんたんに組み立てることができるのでしょうか?

無事に組み立てられたパイプハンガーが、機能したとしても、どうでしょうか。
床置きの服をふやすことになりますので、要注意です!

 
この方には、買ってしまったものは仕方がないので、クローゼットの前に置くと、
クローゼットが開かなくなってしまうので、別の納戸部屋で、冬物のコードなど、
季節外れの服をかけるのに使うように、お願いいたしました。

そのほか、買い物の失敗例としてよくあるのは、子世代が車を運転して、買い物に行く場合です。

物を運ぶのが体力的につらい親世代は、食料品やトイレットペーパーなど
嵩張るものや、重たいものを、ここぞとばかり、
目についたらとりあえず買ってしまうケースが、よくあるのです。

買い物に行く前に、ストック食品がどのくらいあるかをチェックしたり、
洗面所にどのくらいの洗剤やティッシュペーパーがあるのかなど、
さっと確認してからお出かけすると、買いすぎを防げます。
買い忘れたら、「通販で実家あてに注文すればいいや」ぐらいの気持ちで挑みましょう。

せんざい

(洗面所には使わない洗剤がこんなふうに置かれていることも…)

子世代の立場からすると、日頃、親になにもしていない罪悪感から、
お金を使ってモノを買うということをしてしまうことがあります。
「買い物に連れていってあげる」こと以外にも、お金を使わなくてできることは、たくさんあります。

親のちょっとした話を聞くとか、高いところにある物を下ろす、床置きの物を減らして安全度をふやすといったことでも、立派な親孝行です。
もっといえば、親を気にして帰省しただけでも、親孝行です!

片づきますように。

 

実家片づけ整理協会   渡部亜矢

 

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